名簿委員長 大角恒雄

名簿の電子化に関して

 美土利会長からのweb化の提案により,昨年から準備を進めてきました名簿のデジタル化について,プロトタイプが学内で試行中であります.セキュ リティーの問題,印刷物での希望者への有償配布等が考えられますが,今後の美土利会の運営に重要な課題と考えております。美土利会への会費,宣伝費の増加 が見込まれない中で,毎回多くの予算を費やしている名簿の運用費が問題となっております。このような状況において,コストダウンが期待されるweb化に関 して,運用初期には使い勝手等,多くの問題が予想され,順調にシステムが運用するには数年かかると思いますが,皆様のご理解とご協力を期待します。


美土利会の重要性

 東日本大震災の復旧・復興に重点が置かれ,経済の先行きが懸念される中,徳島大学の建設系の就職は順調であります.これはOBの方々の実績を積ま れての成果と思われます。学生には人脈を活用しOB訪問を積極的に推し進めるように伝えておりますので,今後も学生が訪問した際はご多忙でも対応いただき たいと思います.そのためにも,卒業生の美土利会の重要性,OBの人脈の重要性を伝えております。


 昨年名簿委員就任あいさつに記載したように,美土利会が「何を自分にしてくれるか」ではなく,「自分が何をできるか」を認識することが重要であることが考えます。今後とも美土利会の絆をよろしくお願い申し上げます。

財務委員長 清家政明

 今春の東日本大震災と続く原発事故により、日本の安全性の再検証が各分野に渡って余儀なくされるようになりました。海岸線を守っていた防波堤・護 岸がなすすべもなく打ち破られ、テトラポットが崩れている様は土木に携わる者としてあり得ないことのように感じました。地盤沈下により水没したままの平野 部、爆撃よりひどく残存構造物ゼロになってしまった街区は、原形復旧・復興ではとても戻せないものになっています。東南海地震に備えるにはあまりにハード なモデルケースです。現役の方々には一層の奮起をお願いします。この原稿を書いている時点で4ヶ月が経過しようとしていますが、一体系統立った復旧は進ん でいるのでしょうか。原発の後始末は一歩前進二歩後退の有様で、今までの技術立国は本物だったのかと疑心暗鬼の状態です。

 さて、財務委員長2期目に入り,委員会活動の内容が掴めてきました。今まではわからないままに名簿発行の資金集めだけに動きましたが,十分でな かったと反省しています。本来、財務委員会とは健全な美土利会運営のために資金面でのバックアップを受け持つはずなのが、名簿発行時の資金集めだけに終 わっている状態です。昔の委員会ではどのような活動を行っていたかの情報が欲しいところです。同窓会としての収入を図る方法を考えないのでは、現在の状態 だと数年後には美土利会消滅の事態に陥ることは必至だと思います。今年度になり、美土利会のWEB化により運営の効率化・体勢の立て直しを図ろうと具体的 な活動が取られています。財務委員会としてもなにか行動を起こしたいものです。
団塊の世代が現役を去り、平成の世になって二十数年が経過している 今日、美土利会の会員名簿をみるとすでに平成年間卒業生が半分以上になってきています。美土利会の意義や有用性を考えることなく、若い世代が連携すること なく「卒業したらそれまでよ」の現状をどのように考えているのでしょうか。世の中のシステムが変わっていったにしても、開学以来続いている美土利会という 同窓会システムを潰すのは余りにもったいないと考えるものです。

 前回広告をいただいた企業各位に感謝の意を表するとともに,今回の募集にも賛同いただきたいと思います。WEB化に伴い公告の意味や位置付けも変 わってくると思います。今一度,名簿発行の意義と活用の活発化を考え,その資金調達にご協力をお願いします。最後になりましたが,美土利会会員の皆様のご 健勝でご活躍をお祈り申し上げます。

総務委員長 上月康則

 美土利会の会員の皆様方には,ご健勝にてますますご活躍のこととお慶び申し上げます。日頃は本会の活動に多大なご支援を頂き,誠にありがとうございます。

 平成23年度本部総会は,徳島支部のご協力により,6月4日(土)に徳島建設センターで開催されました。総会の概要については,本会報の「平成 23年度徳島大学美土利会総会報告」をご覧ください。また本部総会に引き続き,徳島支部総会,特別講演が同会場において開催されました。特別講演会では, 徳島大学工学部建設工学科教授,中野 晋先生をお招きして,演題「これからの南海地震対策」副題-東日本大震災被害調査をとおして-居という題目でご講演 いただきました。記念講演会終了後に開催されました徳島支部との合同懇親会は,119名(キャリアプラン演習の学生を含む)のご参加を得て,盛会裡に終え ることができました。ご出席の方々に対し,改めて厚くお礼申し上げます。次年度の総会は,平成24年6月2日(土)に徳島市で開催される予定です。できる 限り多くの皆様にご出席頂きますようお願い申し上げます。

 さて,美土利会総会当日の午前中には,母校の3年生を対象にしたキャリアプラン演習があり,これに今年度も九州,大阪,香川の各支部より,新進気 鋭のOBとして,橋本紳一郎様 (福岡大学),大江猛史様(オオエ建築設計室),大西一賢様(香川県),平塚和男様を派遣いただきました。学生の皆さんには,OBのお話を通し,少しでも 仕事内容に触れたことで卒業後の進路設計に大いに役立ったことと思います。懇親会では,学生代表13名の方を招待し,美土利会活動への理解も深めてもらい ました。他にも,美土利会活動を支えていく意欲の高い方(30~50歳程度を想定)1名を各支部からご推薦いただき,会員のニ-ズに応じ,魅力的機能を維 持するための方策について年1回議論していただいてます。第3回若手懇談会は平成22年11月6日(土)に開催し,今年度は平成23年6月4日(土)本部 総会開催日の午前中建設センタ-にて開催いたしました。

 ところで,昨年度の会報でもご連絡しましたが, 美土利会改革WGを設置し,各支部の支部長ならびに代表者,若手の方に集まっていただき,ご意見を頂きながら,改革案をとりまとめてきました.具体的に は,会員間の交流の活性化や美土利会運営への若手会員の参画意欲を高めること,財政健全化,学生が美土利会の意義や価値を認識できるようにすることを目的 に次のようなことを決め,改革を進めています。
① 会報,名簿の会員用WEB化
② 美土利会と大学との協働教育
③ 適切な予算規模
④ 会費納付方法の簡便化など
  ①のWEB化は今年度中に完成する予定です。WEBには会報,名簿を載せること,学生とOBが交流できる就活の場を設けること,就職,再就職活動を支援す ること,社会人が大学等の教育機関を利用したリカレント教育の支援などを行うことを考えています。②では,キャリアプラン演習など職業教育科目へ講師派遣 の他に,美土利会主催の就職フォーラムの開催,現場見学会,インターンシップなどへの協力を検討する予定です。予算については依然厳しい状況ですが,支出 を厳しくチェックするとともに,納付率を高めるための策を積極的に講じていきたいと思っておりますので,皆様方からも広く,お知恵をお借りしたいと考えて おります。ご提案やご要望がございましたら,是非とも事務局までご意見をお寄せ頂ければ幸いです。なお,年会費納付がまだの方はぜひ同封の振替用紙をご利 用いただき,ご送金をお願いいたします。

 最後になりましたが,会員諸氏のますますのご健康とご発展を心より祈念申し上げます。

1)訃  報

 

    ご連絡を頂きました 物故者氏名(卒業年次順) 敬称略       

 

    吉川 よし江(職員)    服部 主計(S10年)    河野 敏夫(S11年)

 

    秦  虎多(S13年)    山内 好次(S14年)    鎌田 茂之(S15年) 

 

    小林 利治(S16年)    榎本 明夫(S17年)    坂本 好(S17年) 

 

    芦田 浩二(S18年)    浮田 裕幸(S22年)    橋本 八三(S22年) 

 

    奥村 等(S23年)     坂本 公道(S23年)    三浦 務(S23年)

 

    盛岡 興治(S23年)    高橋 邦雄(S33年)    多田 久美(S46年)

 

    志田原 務(S47年)    岸田 明弘(S55年)    横崎 照将(S58年)

 

    樫林 正仁(S61年)

 

 

 

        上記会員の方々のご逝去の旨,お知らせをいただきました。

 

        謹んで哀悼の意を表し,ご冥福をお祈り申し上げます。

 

        ご連絡を頂き次第弔電または弔文をさし上げております。

 

        事務局までご連絡下さいますようよろしく御願いいたします。