余生を楽しんでいます-歌&テニス
工学部10(昭和37年卒) 徳川 巌
◎37会(37年卒土木,機械の合同)同窓会報告
5 月22,23の両日,ハ-トンホテル京都で開催致しました。今では恒例となった37会,毎年お世話して下さる土木,井上,機械,高畑両氏には,感謝の気持 ちで一杯です。参加者一同楽しい一時を過ごさせて頂きました。早いもので,来年は50周年,徳島で盛大に行うとの事,翌日はあいにくの天候でしたが,ゴル フ組(大津カントリ-クラブ)観光組(宇治方面)に分かれてホテル出発,最終は京都駅で合流し,来年の再会を約して解散しました。
① ホテルにて
② 大津カントリ-クラブ
③ 宇治 黄檗山万福寺 隠元様開祖
◎ 歌とのかかわり
子供の頃より音楽好きの二人の兄がいました。二才違いの兄(機械35年卒,大田区で合唱団北極星創立)の影響で中学から合唱を始め,大学ではリ-ダ-クラ イス(徳大男声合唱団)に,既に兄貴も歌っていたので入学と同時に入団,工学部からは4~6名で少数派でした。美土利会にも後輩が一人いた。ここで合唱の 和音が作る倍音の醍醐味に取付かれ,朝6時起きして,隣の学芸学部(現在の鳴門教育大学)の音楽室にピアノの練習も兼ねてよく通ったものです。
社会人となり東京に来て,合唱団北極星,目黒混声合唱団,会社の合唱団に数年属していましたが,高度生長時は仕事の負担増になり30才前後で諦めました。
以来35年間ほとんど無縁となりました。後年職場換し,時間と気持ちの余裕ができ,歌の世界に戻ろうと考えたが,稽古時間が割合自由に選べる民謡界に転向しました。
私 は竹もの(尺八の曲)が好きで,尺八に関心をもっていました。数年後同窓会で高嶋君(学生時代の柔道の仲間,今は漢詩の作者として尊敬,会報に数回投稿) の吟詠を聞き,詩吟も興味を持ち,共通の伴奏楽器である尺八を習い始め早や「首振3年コロ八年」になりました。昨年より社会に少しでも奉仕しようと仲間と 一緒に老人ホ-ムを慰問して民謡,詩吟,尺八等を奏でています。
仕事から完全に離れた後,再び合唱界にも復帰,兄貴も再スタ-ト(湘南フィルハ -モニ-合唱団≒160名,毎年横浜港未来会館で演奏会)を聴き,私も8年前より松戸混声合唱団(大曲をオ-ケストラと共に歌う)を合言葉に創立された合 唱団,毎年プロのオ-ケストラ及び第一線で活躍中のソリストを招いて共演)に入団し,定期練習と合宿で,より透明度の高いハ-モニ-を作り,音楽による心 の癒しを求めています。
数年前より,市主催臨時編制,ベ-トヴェン第9を歌う会も参加しています。
クラシック音楽の中で,もっとも世に知 られた曲の一つであり,年末が近づくと国内のあちらこちらで演奏されます。長野オリンピック開会式で曲の一部が世界6ケ国で同時演奏されると言う単なる楽 曲を超えた世界遺産として受け入れられています。理想的な世界へ向かう喜びを表して祝典的な場や祈りを捧げる場に相応しく,べ-トヴェン自身の「苦悩を通 じて歓喜へ」というモット-が示されている。第4楽章けたたましいファンファ-レが響き渡り,低弦チェロとコントラバスがまるで語りかけるような調べを奏 でる。最後には「歓喜よ神々の麗しき霊感よ」高らかに楽園への道へ全力疾走で幕です。森羅万象を全て取込んだ誠に重厚な交響曲です。
奇しくも,日本の第9の発祥地鳴門市大麻町の南側,藍住町で育ちました。然し当時は神社の裏庭にドイツ村があること位しか知りませんでした。数年前に訪れました。素晴らしい記念館が出来てるのに驚いた。
○ ご存知ですか?音階1ポイント
① 洋楽の基本音(A)ハ調のラ音(440サイクル)ラジオの時報音,オ-ケストラ演奏直前の楽器音合わせ音です。世界共通音
② 邦楽の基本音(D)いち壱こつ越,ハ調のレの音(294 サイクル)雅楽,箏,三味線,尺八,昔の童歌の基本音階,仏壇のリンの音階,お坊さんがお経のスタ-ト音階の基準として用いる為,鳴らす必要もある
③ お寺の梵鐘も,音階は決まっています。大小さまざまですが名鐘は黄鐘調 ,ハ調のラ又はミ音が大半です。
④ ピアノの鍵盤のオクタ-ブ12音階,全て倍音,波長n=1/n(1,2,3……n)から作られた音,音源は級数的に小さくなる為,一部の協和音n=1~4以外は耳では聞き取れませんので,不協和音は表面には現れない。
第22回松戸市民コンサ-ト第九演奏会 2010年12月19日 森のホ-ル21大ホ-ル
◎ 私とテニス
中学校で1年位,社会人1年生から東京で5年位,実力は推して知るべし,談合で鋼橋の不振時,余生を楽しもうと余力を残し,約8.5年前に仕事を切りあ げました。当初は生活環境の変化にとまどいを感じ,地域や公民館講座に参加し,仲間作りからスタ-トし,だんだん趣味の道に没頭していった。
先ず健康管理,体を動かす事,ゴルフから,より手軽にでき運動量も多く,かつ経済的なテニスに戻りました。教室通いからスタ-トし,コ-チの進めで,現在の常盤平テニスクラブに入会(本年50周年を迎えた伝統のクラブ)
最初は誠に厳しいものでした。良い人も居るが平日組には,実力のある意地の悪いオバサンさんも多い。彼女たちに苛められました。何時かは仕返しの出来る日を夢みつつ,のめり込んで行きました。
以来8年余りが経過ました。適度のストレスはあるがこれに向き合うことも健康を保つことに役立つ秘訣だと思います。今では対等にできる会員も出来,合宿や市の大会に出る機会にも恵まれました。
ここまでやれたのも,ひとえに彼女達のお陰だと感謝しています。
然 し技術もさる事ながら,寄る年波に足腰の痛みで身体の一部に鉛でも張付いているような,気持ちと裏腹に,なかなか足が前に進まなくなりました。 シニアの 大会では年齢別なので条件は同じですが……テニスは生涯のスポ-ツとして明るく元気よく気持ちよく,思いやりの心を大切にしながら80才位まで続けたいと 思いますが?,皆様も時間が取れればいかがですか。昔に比べれば、かなりコートの数も増えております。
ときわ平テニスクラブ50周年記念兼城悦子プロ(旧姓井上悦子)特別レッスン2011.04.29